風の歌を聴きながら

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HYUKOH ヒョゴ 新アルバムに影響を与えた本「愛について」(Naverポスト)【和訳】

ヒョゴバンド 新アルバムに影響を与えた本「愛について」

혁오 밴드 새앨범에 영감이 된 책_'사랑에 대하여' : 네이버 포스트

2020.02.07

 

 

 

先日ヒョゴバンドの新しいアルバムが発売され、多くの人の通退勤のお供になっているのではないかと思います。SNSでも新アルバムについて、多くの良い反応を目にします。

 

ところで、新アルバムがこれまでのヒョゴのアルバムとは少し違うという事実にお気づきでしょうか?

 

これまでヒョゴのアルバムを見守ってきた方たちなら既にご存でしょう。まさに、アルバムタイトルに関しての変化です。今までヒョゴのアルバムは「22」「23」のように、数字からなるタイトルでした。しかし、新アルバムは「愛を通して」というタイトルを掲げて発売されました。アルバムタイトルのように、彼らの音楽にも変化がありました。最近、ヒョゴのボーカル・オヒョクは「今回のアルバムは以前のアルバムとは分離したかったんです。『愛を通して』は、これまでのアルバムと比較したときに僕たちの姿勢や手法が確実に変わりました。」と明かしました。

 

この変化についての理由をあるインタビューで明かしています。

 

これまで20代の青春で経験するさまざまな感情や想いを歌ったとしたなら、

今回は視線を「社会」に持っていきました。

 

彼らは、一人ひとりが集まって社会を形成する、ということが胸に響く時期が来たと言います。社会的イシューや現象を見て、「個人として堅持するべき人生の根本的な態度とはなにか」について自然と考えるようになったそうです。(ギタリスト・イムヒョンジェ)

アルバム紹介で、チャンソクジュ作家の「愛について」からの文章を引用し、私たちが直面するさまざまな社会的問題を改善する方法として「愛」を提示しています。

 

愛は知れば知るほど難しく複雑な、だからこそ理性では解くことが出来ない、ヘーゲルの言うところの「最も怪奇な矛盾」の形態として存在するが、愛は、依然として、唯一の、矛盾と不条理の狭間で呻く私たちに手を差し伸べてくれるほとんど唯一な代案だ。それが私たちが愛の本質に向かって何度も問いを投じる理由だ。

 

彼らは事実、「LOVE,YA!」や「TOMBOY」のような歌でも「愛」についてメッセージを投じてきた。絶えずひとつのメッセージを音楽で伝え、その範囲を本格的に社会に広げていったという点は、彼らを印象深いアーティストとしてイメージづけているような気がします。

少しずつ、もっと良い世界になることを願うと言ってインタビューを終えたヒョゴ。彼らが投じたメッセージと「愛について」の文章を思い浮かべながら、もう一度曲を聴かなければと思います。

 

「愛する姿勢を身につけること。困難を克服するのにこれに勝る答えはないと思います」(ボーカル・オヒョク)

 

 

□参考記事

https://www.yna.co.kr/view/AKR20200205173900005?section=search&fbclwAR3sEJ_bW5cBuawZaGC0Ep4Lar4fMhpZpJZZmvESko7z4QpPBDpjIr5bfDg

 

 

〈終〉

 

 

参考記事はこちらに和訳あります↓

michiko-ko.hatenablog.com